日本は漫画大国であり、日本の漫画は世界中から幅広い支持を集めていますよね。もはや日本の文化として認められている漫画。そんな漫画のみを専門に扱う図書館が広島県広島市にあるのを皆さんご存知でしょうか？

1997年に開設した広島市まんが図書館は、「比治山芸術公園構想」のもとに1983年開設された「比治山公園青空図書館」がリニューアルされ、その漫画専門になったもの。 公立で日本唯一の漫画図書館であり、現在の蔵書の99％が漫画で、併設されている「まんが図書館 あさ閲覧室」も含めて約18万冊の蔵書を誇ります。

そんな広島市まんが図書館では、1998年から毎年開催されている賞があります。それが、「おもしろその年まんが大賞」。

その年にスポーツ、芸能、政治、経済などで話題になった人、物、出来事などを描いた明るくユーモアにあふれる1～4コマのまんがをプロ・アマチュアの別を問わず、幅広い世代から募集して行うコンテストで、漫画作品を発表する機会を提供し、漫画文化の発展に寄与すること、そして、広島市まんが図書館により親しんでもらう目的としている賞です。

例年数100点の応募が集まるこの賞も、今年で19回目の開催となりましたが、今年は460点の応募があり、ドナルド・トランプアメリカ大統領をテーマにした新潟県三条市の方の作品が対象に選ばれました。

今回の大賞と入賞の作品、計11作品は、5月14日まで漫画図書館で展示しているということなので、広島に住んでいる人は、興味があれば見に行ってみてはどうでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部