近年、日本の生態系を脅かす外来種の生物が日本の様々な場所で確認され、大きな問題となっていることをご存知でしょうか？

そんな中、名古屋でも外来種に関しての問題が話題となっているようです。 それが、名古屋城の外堀で発見され捕獲された「アリゲーターガー」という生物です。

その後、無事に捕獲され、個体を冷凍保存し様々な分析を行い生態系に対しての影響を調べているそうです。この名古屋に現れた「アリゲーターガー」というのは本来はアメリカの淡水に住む世界最大級の淡水魚で、その全長は2mにも達するという驚くべき大きさの魚なんですね。

さらにはこの「アリゲーターガー」は肉食で、様々な水中、水辺の生物を襲うという危険な魚ということがわかっているそうです。しかし、その生態はまだ詳しくはわかっておらず、それを調べるために今回の分析が行われているようです。

名古屋のみならず日本の生き物にとって、それまでいなかった生物が城の外堀にいるという事は、まさに異常事態といえるのではないでしょうか？

それにしても、本来は日本に住まない生物が現れる原因は無責任なペットの飼い主なのではないかと思います。おそらくペットとして飼われていたものを処分に困り外堀に逃がしたのかもしれませんね。

今回のように「アリゲーターガー」を分析することも大事ですが、このような事態を招かないようにするためにペットの飼い主にも注意を呼びかけることも大事なのではないでしょうか。


 執筆：街コミNAVI編集部