最近、ジビエ料理がにわかにブームになってきていますよね。ジビエとはフランス語で狩りで捕獲された野生の鳥獣のことで、ジビエ料理はそうした鳥獣の料理のこと。

最近、日本では野生鳥獣による農作物の被害などが増えてきていることもあり、こうした野生鳥獣を駆除したものをジビエ料理として活用していこうという動きが高まってきているのです。

全国的に自治体などもそうした動きを推進しているところが多いのですが、香川県ではそんなジビエ料理の普及を促そうと2冊の冊子を作成しました。 それが「イノシシ・ニホンジカ解体技術プログラム」と「里山の恵みレシピ集」という2種類。（香川ではイノシシやニホンジカがよく捕食されるそうです。）

「イノシシ・ニホンジカ解体技術プログラム」は、その名の通り捕獲したイノシシやニホンジカの解体と保管について示した本で、「里山の恵みレシピ集」は、ジビエ料理のレシピ本となっています。

両者はジビエ料理によく使われ、ジビエ料理のブームは進んできているものの、捕獲の現場では捕獲した動物を料理につなげていくためにはどう扱えばいいのかわからないという人が多く、一般には調理法なども普及していないことからこうした冊子が作られることになったそうです。

冊子は狩猟の免許を持っている人に送付されるということですが、香川県のみどり保全課でも配布しているということなので、香川に住んでいて興味のある人は1度冊子をもらいに行ってみてもいいのではないでしょうか。


 執筆：街コミNAVI編集部