日本の各地にある特産品のな中には その土地や季節を利用した製法で作られたものがあるのをご存知でしょうか？

その中、今回は岐阜の特産品『寒干し大根』をご紹介したいと思います。 現在、岐阜ではその厳しい寒さを利用した 寒干し大根作りが最盛期を迎えているそうです。

この岐阜の特産「寒干し大根」は 大根を収穫してから雪の下で保存するのが特徴のようで その後、輪切りにして茹で、専用の干し場にて干すんですね。

夜間には氷点下10度前後まで冷え込む気候を利用して 何度も凍結と解凍を繰り返し、約1ヶ月をかけて作られるそうです。

岐阜の気候を活用したその独特の製法で作る「寒干し大根」は まさに岐阜の特産品と言えますね。

氷点下の中、大根を何度も干していくという作業工程はなかなか大変だと思いますが この気候条件や製法が味わいに左右されるんですから、かなり重要なのでしょう。

そうやって作られた「寒干し大根」ですが 通常の大根にくらべ、旨味が凝縮され、独特の歯ごたえと甘みを感じる事が出来るそうで

そのまま食べるも良し、おでんの具にするも良しと 様々な楽しみ方ができるようになるのだとか。

岐阜の冬の保存食として伝わって来た「寒干し大根」ですが 手間ひまのかかったその独特の美味しさを日本全国に伝えて欲しいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部