地域の消防団事情を把握していますか？

消防といえば、消防署が真っ先に思い浮かぶと思いますが、全国の各地域には、地域の消防団というのもありますよね。普段から地域のために活動し、地域イベントや地域コミュニティーにおいても重要な役割を果たすことの多い消防団ですが、近年では高齢化や人員の減少などが問題となることも増えてきています。

そうした中、全国で地域の学生に消防団への参加を促したりする運動が盛んになってきていて、大阪府箕面市でも、地元にキャンパスを置く大阪青山大学の学生を学生消防隊として任命する動きが始まり注目を集めています。 箕面市では昨年、消防団に関する条例が改正され、学生に消防活動に積極的に参加してもらうための制度作りを実施。その中で新設された学生消防団「MATOY」に、大阪青山大学の女子ソフトボールの部員22名が初めて任命されました。

「MATOY」は「Minoh fire Aid Team Of Youth（箕面市消防若者チーム）」の頭文字をとったもので、学生といえど地域のために活動してもらうので、活動に対しては報酬も支払われるといいます。

昨年12月に大学で任命式が行われ、これから活動を行っていくということです。

地域の大学がこうして地域のために活動するというのはとても良いことですし、これからも広がると思いますが、こうした消防団に、地元大学以外の地域の若者などを広く取り込んでいく戦略も大事になってきますし、これからの箕面市の取り組みに期待したいところですね。


 執筆：街コミNAVI編集部