日本は自然災害の多い地域だというのはみなさんもご存知の通りですよね。ここ数十年でも大規模な地震がいくつも起こっていて、全国どの地域でもそうした災害がいつ起こるかわかりません。

とはいえ、これまでの災害の経験から様々な対策を立てることはできますし必要なこと。

山梨県では、災害時に多くの人が避難所生活を強いられることになったときに備えて、県内の団体と協定が結ばれ、注目を集めています。 今回、山梨県と協定を結んだのは、「山梨県災害リハビリテーション支援関連団体協議会」（山梨JRAT）

JRATとは、日本のリハビリ関係の団体が集まって結成した組織で、大規模災害に備え、リハビリテーション支援チームの育成・組織化・ネットワークの構築を推進している団体。東日本大震災時の教訓を受けて結成されました。

各都道府県に続々と支部が誕生してきていて、山梨JRATは山梨県内のリハビリ関連団体が集結して昨年、発足。そんな山梨JRATと山梨県は1月25日に「災害時リハビリテーション支援チームの派遣に関する協定」を締結。山梨県内で大規模災害が発生した場合、県の要請にこたえて、山梨JRATが避難所などにおける要支援者への福祉用具の相談・使用方法の援助、避難所へのスロープやトイレの手すり等の設置、災害の発生で心身の機能が低下している人への支援等を行うことなどが決められたといいます。

山梨の人はこうしたJRATの活動にも注目してほしいですし、その他の地域でもJRATはどんどん結成されているので、皆さんも一度チェックしてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部