みなさんは、「クワイ」という植物をご存知ですか？

水生生物のオモダカの一種で、芋のような食感をしている植物で、あまりメジャーではないかもしれませんが、日本では古来から食用として栽培されてきた植物です。

塊茎から芽が出ている独特の見た目をしていて（サクランボのような？）、「芽が出る」ということからも縁起のいい植物としておせちなどに使われることが多く、昔は朝廷に献上されていたことなどもあるのだとか。

そんなクワイを使ったコロッケが、埼玉県越谷市で販売され注目を集めました。 越谷市は日本有数のクワイの産地で、お正月の時期には越谷市のスーパーなどで購入することができたり、クワイを使ったお酒やお菓子などのオリジナル食品も開発されています。

そんなクワイを使ったコロッケを作ったのは、市内の商店で構成する越谷市商店会連合会。

現在この連合会では、市内の飲食店や惣菜店、精肉店等で、気軽に越谷の名物を食してもらう機会を設けることで街中の個店に誘客を図ることを目的に、平成28年度から「越谷コロッケ事業」というプロジェクトが進められてきていましたが、その商品開発の第1弾としてクワイにスポットが当たったというわけです。

クワイを使ったコロッケは「越谷の縁起コロッケ」として、1月15日から市内の21店舗で販売が開始されました。

売り切れ次第終了なので、もう食べることはできない可能性もありますが、これからもコロッケシリーズは続くでしょうし、越谷の人は一度食べてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部