少子化による児童生徒数の減少などにより、学校の統廃合が進んでいます。

3月17日には、今治にある宮窪中学校の閉校式がありました。 1947年に誕生し、68年間で5753人の卒業生を送り出したそうです。 2015年4月からは 同じく今治にある吉海中学校と統合し、大島中として新たな歴史を刻み始めます。

閉校式で今治の宮窪中学校の校長は 「統合に一抹の心配はあるだろうが、大島中での生徒の学びと成長の姿が憂慮を解消するだろう」 と、挨拶したそうです。

生徒代表が校旗を返納し、卒業生は 「桜の時期に新入生を迎えられないのは本当に残念だが 吉海中との統合は新しい時代への第一歩だと信じて 前に進んでいく。宮中魂を心に刻んで生活することを約束する」 と宣言しました。

この今治の宮窪中学校のように、学校の統廃合は進んでいます。

平成23年度では、廃校になった公立学校は全国で474校あったといいます。

文部科学省の廃校調査開始以来、毎年400から500前後の公立学校が 廃校となり、今治の宮窪中学校のように別の学校と統合もしています。

また平成14年度〜23年度に廃校となり、建物が現存する4222校のうち 7割を超える2963校が社会体育施設や文化施設、児童福祉施設、民間企業の工場やオフィスなど 様々な用途に活用されているそうですよ。

廃校は残念なことですが、子供たちが通った思い出の学校の これからの活用に期待したいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部