大昔の時代を知る上では"骨"というのは重要な手がかりとなるんです。

今回、岩手にある「花巻市総合文化財センター」では弥生時代の幼児のものと推定されている全身の骨の展示会が開催されているということで話題なんです。 一見、人間の骨と聞くとなんだか怖いイメージを持ってしまいがちですが、古い時代のことを知るためにはこうした骨はとても重要な手がかりとなるのだとか。

特に今回岩手で発見された全身の骨は完全な状態で発見されたという貴重なケースで、岩手のみならず東北人のルーツを調べるためにも貴重な資料としてとても注目されているんです。

ちなみ、こちらの骨は岩手にある「アバクチ洞穴」で発見されたということもあり、「アバちゃん」と名付けられたそうで性別までは判明されていないそうですが、名前をつけられることでなんだか親しみを持って注目されることになったのではないかと思います。

こうして弥生時代のものと思われる全身の骨が公開されるのは岩手でも初めてのことだということですから、興味のある方はぜひ実際に自分の目で見てみてはいかがでしょうか？

それにしても弥生時代といえば今から紀元前10世紀から紀元後3世紀ごろまでととてもも前の時代のこと。それだけ大昔からでも骨というのは残り続け、後の時代に残り続けるというのはなんだか歴史を感じるものがありますね。今回展示されている骨からもそんな歴史を感じることができるかもしれませんね。


 執筆：街コミNAVI編集部