地域の中での人と人とのつながりが減ってきていると指摘される昨今ですが こうした状況の中でお祭りなどのイベントは、地域住民の交流を深めるのに役に立っています。

お祭りとは少し違いますが、地域交流の機会を創出するイベント「まちゼミ」が 新発田で3月中旬から4月中旬にかけて初開催されました。 「まちゼミ」とは、「得する街のゼミナール」の略で 商店街などのお店が講師となり、プロならではの知識や情報、コツを受講者（お客さん）に 無料でおしえるというもの。

愛知県岡崎市で始まり、全国さまざまな地域で開催されるようになりました。

お店の存在・特徴をお客さんに知ってもらうことで商店の活性化を図りながら 地域交流もでき、「お客さん」「お店」「地域」の"三方よし"活性事業です。

今回、新発田での開催は新発田市専門店協同組合が主催となり JR新発田駅から伸びる大通りに面する商店を中心に25店舗が参加。

29のテーマでゼミを開催します。同組合に加盟する商店の数は現在約100店舗で ここ10年で約2/3にまで減少していて、活性化が課題となっています。

試食会や商品の製作体験など、商品を活かしたゼミがある中で 社長のスケジュール管理法を教えるゼミなど特徴的なものなどもあり、たくさんのお客さんが 楽しみながら地域交流をしたとのことです。

「まちゼミ」は基本的に年2回開催で、新発田でも次回は11月に第2回が開催予定だそう。 継続することできっちりと効果が出てくるといいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部