皆さんご存知の明治の文豪・夏目漱石と俳人・正岡子規この2人の共通点は？と聞かれて 答えられるでしょうか？有名な話なので知っている方も多いと思いますが、2人は同じ歳で 大学の同窓生で親友、そして2人とも愛媛県松山市の出身なんですね。

松山は作家や俳人などを多く輩出し、文芸の街として有名で、それを活かしたまちづくりも 行われています。

来年は夏目漱石と正岡子規の生誕150年の年で、それを記念して2人の交友を描いた ミュージカル「52（フィフティーツー）デイズ～愚陀佛庵、二人の文豪～」が製作されることが 決定しました。 「52デイズ」は、松山中学の英語教師として赴任していた漱石の下宿に、子規が転がり込んで 過ごした52日間を描く作品で、愛媛県東温にある坊っちゃん劇場で来年1月から公演するそうです。

脚本・演出を手がけるのは宝塚歌劇団の石田昌也理事で、「ユニークな娯楽作品にしたい」と 意気込みます。8月19日には制作発表会見が松山市にある子規記念博物館で開かれ、宝塚ファン でもある、子規記念博物館の竹田美喜館長や、松山市長や愛媛県営業統括プロデューサー 坊っちゃん劇場社長らが出席し、この作品への期待と意気込みを語りました。

来年1月28日から約1年間の公演予定で、出演者はこれから募集し、オーディションで決定する 予定だそうです。日本を代表する二大文人を描く作品ということで注目度は高いですし 町おこしとしても機能することが期待されますね、どんな作品になるのか、楽しみです。


 執筆：街コミNAVI編集部