ここ20年ほど、阪神淡路大震災、新潟地震、東日本大震災や熊本地震など、大規模な震災が 多く発生しているここ日本。防災に対する意識は以前に比べだいぶ高まってきているとはいえ まだまだ「この町は大丈夫だろう」と楽観視して、あまり備えをしていない人も多くいるのでは ないでしょうか？

個人の意識も変えていかなければいけないなと思いますが、同時に自治体などからの働き掛けを 行うことも重要ではないでしょうか？

そんな中、埼玉県所沢市の東狭山ケ丘自治会では今月、防災グッズを市民に配布する試みが 行われました。 配布されたのは阪神大震災の被災者の経験を基に開発されたという防災ホイッスル 「UDEBUE（ウデブエ）」です。

災害の際、ガレキの中に生き埋めになったり、助けを求めたいけど声が出ないという時に 自身の命をつなぐ重要な道具である笛。そんな笛を持ち運びやすく、かつすぐ使えるように するために開発されたのがUDEBUEで、名前の通り腕にアクセサリーのような感覚でつけることが できます。

考案者らがKOBE UDEBUE PROJECTとして資金集めなどをすすめてきて、この8月についに 製品として生産を開始したばかりのこのUDEBUE。所沢での配布は自治体ではいち早い採用で 全国初の試みだということです。

これからさらに改良などが進んで普及していくことが予想されるこのUDEBUE。 所沢市のように配布する自治体がこれからも増えてくるかもしれません。

ネットで購入することができるので、おしゃれに身に着けることもできますし 皆さんも、もしもに備えて購入してみてはいかがでしょう？


 執筆：街コミNAVI編集部