滋賀県東近江市では、全国の直売所関係者が参加する「全国農林水産物直売サミット」が 10月20日・21日の2日間開催されました。 毎回開催地を変え、その地での取り組みなどの特色を活かして農林水産物の直売について 考えるこのイベント。

今回は第14回目の開催となり、東近江市躰光寺町の能登川コミュニティセンターで 開かれました。

東近江はもちろん、滋賀県としても初開催となる今回サミットでは、全国から直売所関係者 約350名が集まり、道の駅などをはじめとする県内直売所の取組報告、県産食材と地酒を 楽しみながらの交流会、県内直売所の視察などが行われました。

今回のサミットのテーマは「近江商人の三方よしに学ぶ、地域とともに歩む直売所」。 近江商人とは今の滋賀県を本拠地として地元の特産品を中心に全国各地へ行商に出かけ 活躍した商人のこと。

近江商人もまた細かく分けられますが、東近江地域には彦根商人、湖東商人、日野商人などの 商人がいました。近江商人は「買い手よし、売り手よし、世間よし」という「三方よし」を 理念に掲げていて、自分の事よりもお客の事を考え、みんなの事を大切にして商売をすべき という考えのもと活動していました。

この三方よしの視点から、どんな直売政策が出てくるのか、楽しみですね。


 執筆：街コミNAVI編集部