宇宙はお好きですか？特に男性の多くは、一度は宇宙のロマンにあこがれを持った事と 思います。そんな宇宙をテーマにした施設が、日本にもいくつかありますが、その代表格の 1つである、岐阜県各務原市の「かかみがはら航空宇宙科学博物館」が、現在リニューアルの ため一時閉館中となっています。

2018年の3月にリニューアルオープンするべく準備が進められているこの施設ですが そのリニューアル後の展示品の1つが新たに発表され、注目を集めています。 それはなんと、スペースシャトルの割れたナット「粉砕ナット」。どういうこと？と 思うかもしれませんが、これは、博物館のアンバサダーで宇宙飛行士の山崎直子さんが 実際に搭乗したスペースシャトルの部品とのこと。

これはスペースシャトルの発射台とロケットブースターを固定するボルトに取り付けられる もので、発射時に割られるもの。そして、その割れたナットは、宇宙飛行士に記念プレートに して贈呈されるのだそうです。

スペースシャトル好きや宇宙マニアにとってはたまらないこの割れたナットのプレートを 山崎さんが特別に提供し、各務原の博物館に展示することになったという訳です。

ナットは山崎さんが搭乗した「ディスカバリー」のもので、リニューアルの際の展示物に ついて相談された山崎さんが、無償で貸し出すことを邸慰安したのだそうです。 「割れたナット」と聞くと、がらくたにしか聞こえませんが、それにストーリーがつくと なんともロマンにあふれた1品になるのですから不思議です。

来年以降、各務原を訪れる際は、是非「かかみがはら航空宇宙科学博物館」にも足を 伸ばしてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部