今年も年度末がやってきて、もうすぐ新社会人になる人たちもいると思いますが、同時に就職活動も活性化していたのではないでしょうか。今年は、近年まれにみる売り手市場ということで、比較的就職自体はしやすい環境になっていますが、働き方改革の推進や、ブラック企業の話題も出てくる中、就活生には様々な悩みが付きまといます。

そうした中、全国各地で、地元の企業の魅力をPRしたり、マッチングを行う取り組みなども行われています。

兵庫県尼崎市では、「尼崎市長期実践型インターンシップ」という取り組みが、市を挙げて行われていした。 「尼崎市長期実践型インターンシップ」は、尼崎市と、関西で、大学生向けインターンシップとキャリア教育・CSR活動プログラムなどを提供しているNPO法人JAEが協力して取り組むプロジェクト。

地域の企業についてより理解を深めてもらおうと2015年から開始した取り組みで、通常のインターンとは違い、企業がこれから新規事業にチャレンジするのに学生が参加して、協力するという取り組み。

参加する企業側は経営をバトンタッチして本業をより発展させようと新たなプロジェクトを仕掛ける2代目、3代目経営者であったり、自社の実績や強みを生かして地域密着型のサービス立ち上げを目指す社内起業などのチャレンジを行う企業となっています。

今年度で取り組み2年目となりましたが、3月18日、このインターンシップの報告会が尼崎市中央地域振興センターで開催されました。

企業も学生もこの取り組みに手ごたえを感じているようで、これからの活動にも期待が高まります。地方創生の機運が高まる中、こうした地元企業への理解度を高める取り組みがもっと進むといいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部