テクノロジーの進化があらゆる分野で進む現在、宇宙分野に関する研究やテクノロジーも進歩していますが、私たちに身近な話題としてよく耳にしたりする宇宙関連のテクノロジーといえば、人工衛星ではないでしょうか。

GPSなど私たちの生活に欠かせない技術に不可欠な人工衛星はこれまでにも相当な数が開発され、運用されてきていますが、最近では衛星を作る技術が広く高まってきているため、新たに衛星ビジネスも生まれてきています。

そんな人工衛星を自治体の産学官連携で開発しようとしているのが、大分県です。 大分県では、県内の江藤製作所・デンケン・ニシジマ精機・ケイティーエスという4社と、福岡にキャンパスを持つ九州工業大学が協力して人工衛星「てんこう」の開発を計画。

てんこうは、JAXAが来年度に打ち上げる衛星に相乗りして同時に打ち上げる小型福衛星の1つで、来年4月にJAXAに引き渡す予定となっているということで、今年12月までに試作機を完成させる予定なのだとか。

部品の7割が4社のものとなるので、メイドイン大分の衛星として、地元からも大きな期待が寄せられているということです。開発に成功すれば、これからら先の地場産業として進化していくことも期待ができますし、大きな意味を持つプロジェクトとなっています。

このプロジェクトが進んでいることを知らなかったという人もいるかもしれませんが、地元の未来を変えるかもしれないこのプロジェクト、大分の人は特に注目してみることをお勧めします。


 執筆：街コミNAVI編集部