皆さんは地元でかつて勢力を誇った大名や武家のことをご存知ですか？なんとなく知っている気はするけれど、実際はよくわからない。という人も多いのではないでしょうか。

地元の博物館などでもそうした地元の過去の有力者について紹介などはしていますが、あまり行ったことがないという人も多いのでは？そうした中、栃木県宇都宮市では、かつて宇都宮で勢力をふるった武家・宇都宮氏について紹介する企画展が大きな規模で開催されていて注目を集めています。 宇都宮市睦町の県立博物館で開催されているのが「中世宇都宮氏－頼朝・尊氏・秀吉を支えた名族」

宇都宮氏は安時代末から戦国時代の終わりまで、現在の宇都宮市を本拠に400年以上にわたって活躍した名門武士団で、勇猛な武士団でありながら宇都宮明神（現宇都宮二荒山神社）の神職も務め、百人一首の成立にも深くかかわるなど、文武両面にわたって活躍した武家。

そんな宇都宮家の歴史を240点を超える資料で紹介するかなり大規模な企画展で、宇都宮氏をメインテーマとした企画展は今回が初だといいます。

展示される資料には国宝21点、国重要文化財46点も含まれるなど、貴重な資料が多くあるので、二度おいしい企画展となっています。宇都宮や栃木県に住んでいる人は是非、地元のことを改めて知る意味でも一度企画展を訪れてみてほしいですし、貴重な資料の数々は、遠方の方でも訪れる価値があると思いますよ。


 執筆：街コミNAVI編集部