日本では現在多くの社会的問題が議論されていますが、そのなかでも最近よく話題に上るものといえば、働き方改革ですよね。

仕事に関してこれまでとは違ったアプローチで生産性を向上させようという動きが高まり、社員も経営者もいかにして会社を変えていくのか考える必要に迫られています。

そうした中、三重県では、会社の活性化のために社員の健康に目を向けようという趣旨のフォーラムが開催されました。 10月13日に男女共同参画センター「フレンテみえ」で開催された「みえ健康経営フォーラム」は、三重の伊勢新聞社が主催したイベント。

現在、働き方改革・少子高齢化が進む中で、企業が従業員の健康を経営資源ととらえて健康増進を図って生産性や企業価値を高めていく「健康経営」という考え方が注目されていて、伊勢新聞社では、「みえ健康経営推進キャンペーン」と題した取組を行っています。

そのキャンペーンの一環として今回開催されたこのフォーラムでは、内閣府経済財政諮問会議専門委員の古井祐司・自治医科大客員教授と、全国健康保険協会三重支部の大八木一彰企画総務部長による講演に加え、古井さんと鈴木英敬三重県知事のトークセッション、健康経営に取り組む企業の事例紹介などが行われ、濃い時間となりました。

働く人すべてにかかわる問題ですし、大手企業も健康経営の推進について宣言を出すなどしている現在、こうしたイベントがもっと広く、全国各地で開催されていくことを期待したいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部