現在、自治体と企業の連携が活発になってきていますよね。

企業倫理がこれまで以上に取りざたされるようになったことや、全国規模の企業が増えたことでその企業がより多くの地域とつながりを持つようになったことなど、様々な要因があると思いますが、基本的にはそうした協力関係というのは地域の活性化にとってはプラスに働くことが多いものです。

そんな中、三重県松阪市でも新しい企業との連携が発表されて注目を集めています。 自動車メーカーのダイハツの三重ダイハツは、「『高齢者にやさしいまちづくり』に関する包括連携協定」を締結。

松阪市は、超高齢社会を迎え「いかに地域の安心安全を守っていくか」を行政の大きな課題とし、高齢者を地域で支えあうための見守りネットワークの強化を目的に、これまで企業や団体と協定を結んできました。

ダイハツは現在、社会貢献活動の一環として高齢者の事故低減に向けた「地域密着プロジェクト」を実施していて、両者が手を組むことでさらなる地域貢献を目指します。

さらに松阪市では愛知県内の「東邦ガス」や市内の銀行、信用金庫と連携して「松坂新電力」という電力会社を設立。来年春から順次電力の供給を開始していくといいます。

街づくりからインフラまで、様々な場面で存在感を増すこうした連携。さらに地域の大学なども加わった産学官連携はこれからさらに注目が高まっていくことになると思いますから、皆さんも地元での動きを是非チェックしてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部