日本では各季節に合わせて、昔から様々な行事が行われますよね。

今でも誰もが行っている行事もあれば、今ではあまり有名でもない行事まで様々。直近では節分がやってきて、豆まきをしたり、恵方巻を食べたりしますが、みなさんは、稲荷ずしを食べる「初午（はつうま）」のことをご存知ですか？

初午は、暦の2月の最初の午の日（場合によっては3月にずれ込むこともあり）。伏見稲荷神社のご祭神が伊奈利山へ降りた日が初午だったことから、全国の稲荷神社を中心にお祭りが行われ、この日に稲荷ずしを食べる風習があるのだそう。

三重県松阪市でも初午大祭というお祭りが毎年開催されていて、今年も準備が進められています。 とはいっても、松阪市の初午大祭は2月に行われる神社のものとは少し性格が違うもの。松阪市では3月最初の初午に日本最初の厄除観音といわれている「岡寺山継松寺」を中心に前後3日間に渡って祭りが行われるのだといいます。

参道や境内に露店が立ち並び、「厄をはじきさる」という縁起玩具の「猿はじき」や「厄をねじ伏せる」という説のある「ねじりおこし」が大人気となるのだとか。

また厄年の男女が県内外から多数参加する「厄まいり宝恵駕籠行列」という全国的に珍しいイベントも開催されるのだとか。松阪市の観光協会では、ポスターを制作するなどして、現在PR活動を進めています。

松阪市の人はもちろん、厄年の人、三重に訪れる予定のある人は、スケジュールをチェックして、是非参加してみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部