本はお好きですか？最近では電子書籍で本を読むという人も増えていると思いますが、媒体は変わっても、読書好きな人は今も昔も変わらずたくさんいますよね。

しかし、時代とともに読書の在り方も変わっていくもの。ちなみに近年、滋賀県草津市で生まれた「ビブリオバトル」という読書関連イベントがじわじわと注目を集めていてるのをみなさんはご存知ですか？ これは簡単に言うと書評合戦で、参加者たちが自分のお気に入りの本を制限時間内にプレゼンして、その中から聴衆の投票で一番読みたい本・優勝者をきめるというもの。

元々、草津にキャンパスのある立命館大学情報理工学部の谷口忠大教授らが考案したことから徐々に広がっていったもので、現在ではビブリオバトル普及委員会といった団体も立ち上げられ、全国各地でビブリオバトルが開催されています。

そんなビブリオバトル発祥の地・草津市では、11月19日に子供から大人まで、幅広い市民が参加するビブリオバトルが開催されました。

この日は地域のお祭りイベント「みなみくさつまつり」の日で、その祭りの中の1イベントとして、「草津ビブリオバトル」が開催。今年で6回目の開催となり、参加者は全部門合わせて73人と、過去最高。

草津市では草津市立市民交流プラザで「毎日ビブリオバトル」というイベントが開催されていて、その名の通り、ほぼ毎日市民参加型のビブリオバトルが開催されるなど、ビブリオバトルの普及に関して取り組みが行われていますが、徐々に市民にもビブリオバトルが浸透してきていることがうかがえますね。

草津市の人はもちろん、その他の地域の人でも、ビブリオバトルのことをあまり知らなかったという人は、一度身近で開催されている場所を見に行ってみてはどうでしょうか？

新しい世界が広がるかもしれませんよ。


 執筆：街コミNAVI編集部