ここ数十年、日本だけでなく世界中でバリアフリーやユニバーサルデザインという言葉が普及し、理解が深まっていますよね。

冬季パラリンピックも控えるなど、障害を持つ人への理解・関心が改めて意識されている時期ですが、それでもまだまだ社会には、障害がある人にとっては暮らしづらいと感じる場所が多くあります。

そんな中、北海道函館市では、ユニバーサルデザインタクシー（UDタクシー）を増やすための取り組みを進めることを発表し、注目を集めています。 UDタクシーとは、ワゴンタイプで、車いすが乗り降りできるスロープなどを備えたタクシーのこと。身近な例でいうと、デイサービスの送迎などで使われる車両に近いものと考えるとイメージしやすいかもしれません。

まだ全国的に数はそれほど多くありませんが、高齢化も進むこれからの社会で必ず必要とされるものですし、導入を検討するタクシー会社も増えてきているのだとか。

函館市内でも、導入を検討するタクシー会社は多いのだそうですが、UDタクシーは高額なこともあって、現在は4社が計6台を運行するのみという状況。国も補助金を出しているそうですが、なかなか普及が進んでいません。

そこで、函館市もUDタクシーへの補助金を助成する方針を発表。国の補助額の半額程度を補助する方針だといいます。

これによって、函館市のバリアフリー化が進むことを期待したいですね。函館に住んでいる人は是非今後の動向に注目してくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部