（2018年3月18日に書かれたコラムです）

今年も3月を迎え、先日は東日本大震災から丸7年を迎えましたね。

震災の教訓を踏まえて、ここ数年様々な防災活動やサービスが普及するようになっていますし、この時期は特に防災に関する意識が高まる時期でもありますよね。

3月初旬は春の全国火災予防運動の時期ということもあって、全国各地で防災に関する取り組みもたくさん実施されてきましたが、山梨県笛吹市でも、3月前半にはたくさんの防災に関する取組が行われました。 3月1日～7日は消防庁が主導する「全国火災予防運動」の期間ということで、笛吹市消防本部は消防訓練を実施。

笛吹中央病院を舞台に、4回の厨房から出火したという想定で消防訓練を行いました。ほかにも火災予防運動の期間中には毎年恒例の消防パレードやパトロール、啓発の取り組みなどが実施され、防災の機運を高めました。

また、火災に限らず災害へ備える取り組みも行われました。

笛吹市役所の一宮支所では、災害が起こった際にボランティアの活動を統括するボランティアセンターを適切に運営するための訓練を実施。

笛吹市内で震度6弱の地震が発生し、4日がたってボランティアの人たちがたくあんやってきてくれるようになっているという想定で、全国からやってきたボランティアの人たちに、救助活動などに参加してもらうための手続きなどの運営を確認しました。

地元住民や関係者など70人が実際さながらの手順で訓練を行ったということです。

この災害ボランティアセンターは、4年前に笛吹市で起こった大雪で現場が混乱したことを受けて設置された施設ということで、しっかり教訓を活かし、万全な体制を整えてほしいですね。

災害時のボランティアに関する問題も近年の震災などで浮かび上がってきていますし、災害時だけでなく、その後の対応についての訓練もこうして増えてきているというのはとても頼もしく思います。

笛吹の人はもちろんですが、皆さん、是非地元の訓練には積極的に参加してみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部