



2016.05.25.
一宮のハンカチ『からこる』
テクノロジーの発展が進むにつれ 逆に昔ながらの技術や、その土地に昔から伝わる技法などが注目を集めることも多い現在。
そうした昔からの技法が注目されることは その地域の歴史を改めて確認することにもつながって面白いですよね。
そんな中、自動車産業が第一の産業として挙げられる愛知県ですが 名古屋にほど近い一宮市は、明治時代から毛織工業が発展していた土地で 織物の産地として昔から有名です。
情報元ソース:みんなの経済新聞ネットワーク
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160502-00000038-minkei-l27
そんな一宮で、かつて盛んに使われていた「ガラ紡」と呼ばれる機械を使って編んだ
オーガニックコットン100%のハンカチ「からこる」が生産・販売され
その使い心地の良さが話題となっています。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160502-00000038-minkei-l27
ガラ紡は明治初期に日本で考案された紡績機で、その名のとおり ガラガラという音を立てることからガラ紡と呼ばれるようになりました。
日本独自の独創的な機械で、紡績に時間がかかるため最新式の紡績機に比べて 能率は100分の1程度で、均一化された細いきれいな糸は引けないといいますが その独特の凸凹が、暖かなぬくもりを生み出すのだとか。
ガラ紡は現在国内に数台しか稼働していない貴重な存在だそう。
「からこる」は一宮の紡績工場が独自に作って販売している商品で、あらためて 一宮の紡績技術の高さとその歴史を感じさせられます。
いくつかのセレクトショップなどで購入することができますし、一宮以外の方でも ネットで購入することができるので、興味がある方は一度インターネットなどを 探してみてはいかがでしょうか?
執筆:街コミNAVI編集部