（2019年7月31日に書かれたコラムです）

今やスマホ無しでは生活が考えられない現代社会。不意の電池切れなどで困ることもしばしばですが、そんな時にありがたい充電スタンドにまつわるニュースが、愛知県一宮市から届きました。

シャープはスマートフォンなどを充電できる移動可能型ソーラー充電スタンド「LN-CB1AA」が愛知県一宮市の「一宮市役所本庁舎」に1台、「尾張一宮駅前ビル」に2台設置されたと発表しました。 移動可能型ソーラースタンドは、太陽光パネルと蓄電池を搭載し、発電した電気をためておき、スマートフォンなどの充電に利用できるもの。

背面側は掲示板になっており、利用方法や施設の案内などが掲示されています。蓄電池を搭載しているので、日照量が少ない日や夜間でも使用できます。

設置された施設を利用するユーザーは無料で利用でき、災害の発生時には地域の避難場所に設置され、充電サービスを提供することを想定しています。

今回設置された移動可能型ソーラー充電スタンドは、ボランティア活動などを行う団体の「一宮ロータリークラブ」から一宮市に寄贈されたもの。

この機械が設置された「尾張一宮駅前ビル」は、「JR尾張一宮駅」に隣接して、子育て支援センターや図書館、観光案内所を有する複合施設です。

雨や地震など、自然災害の被害が相次ぎ、全国レベルで避難生活を余儀なくされることが多い昨今、こういった太陽光を利用した充電池は今後避難所のみならず、被災地支援に取り組むボランティアなども活用することが出来ると良いのではないかと思います。

なかなか日常的に使うものではないですが、有事に備え、こういう設備への取り組みも全国レベルで進められていくべきだと思います。


 執筆：街コミNAVI編集部