JR札幌駅は、2028年度に大規模なリニューアルが行われます。このプロジェクトは、北海道新幹線の札幌延伸に合わせて実施されるようですが、なんと1988年の駅高架化以来、約36年ぶりの大改修ということで期待が高まっています。

駅内の商業施設は南側に集約され、面積は現在の2倍に拡大。主に北海道の魅力を発信する飲食店や土産物店が設けられることが予定されています。 また、改札内のトイレは2024年度中に2カ所から1カ所に集約され、子供用トイレやパウダーコーナーも男女共用で新設。さらに、駅北側の仮設外壁がガラス張りにされ、ホームから北側の広場が見えるようになります。

このほか、札幌駅東側には、2030年度末までに新幹線駅が新設され、直接つながる構造になります。

気になるエキナカの変更

現在、改札口周辺に点在する飲食店や駅弁販売所が南側に集約され、れんが調のシックな内装に変更されます。これにより、改札を通った後の買い物がより便利になりるとのこと。どんなお店が入るのかも気になりますね。

地域経済への影響・インバウンド景気も取り込む

大規模なリニューアルは、札幌だけでなく北海道全体の観光業にも大きなプラスをもたらすことでしょう。特に、商業施設の拡張は地元産品の販売機会を増やし、訪日外国人観光客や国内旅行者に北海道の魅力をより直接的に伝える窓口となります。この改修によって「北の大地」の新たな顔として、札幌駅が国内外からの訪問者を惹きつける核となることは間違いありません。

完成は2028年度末！？

札幌駅のリニューアルは、2028年度末までに完了予定ですが、その後の長期的な維持管理計画も重要です。新幹線駅の設置と直結することで、交通の利便性は向上しますが、それに伴う人流の増加が予想されるため、駅内外の交通システムも同時に見直す必要があります。

地域文化との融合など、いわゆるカルチャー発進の場となるのはアリ？ナシ？

リニューアルされる札幌駅が、単なる交通のハブではなく、地域文化を発信する場としても機能するように、地元のアートや伝統工芸品を展示するスペースを設けることも考えられます。これにより、駅が単なる通過点ではなく、文化的な体験ができる場所としての価値を持つことが期待されます。

まぁ、そんなことよりももっとお店増やしたり、面白いイベントたくさんやったりという方が地元民には歓迎されそうな気もしますが…果たして？

テクノロジーは積極的に取り入れてほしいところ

新しい札幌駅は、最先端技術のショーケースとして機能することができます。

例えば、駅全体にWi-Fiや充電スポットを完備し、スマートガラスを用いたデジタル広告や情報表示を取り入れることで、利用者体験を劇的に向上させることができます。また、AIを活用したナビゲーションシステムを導入することで、視覚障害者や高齢者も駅をスムーズに利用できるようにすることも考えられます。

モビリティとの連携にも期待

札幌駅のリニューアルに際しては、近隣の交通システムとのシームレスな連携も重要です。例えば、駅周辺の自転車共有サービスや電動スクーターのステーションを整備することで、駅からの「ラストワンマイル」の移動を容易にします。

こうした機能面の充実は地元民も、観光客も、出張で来ている人も喜ばれると思うので、ぜひそうした機能面においてもパワーアップさせてほしいところですね。


 執筆：街コミNAVI編集部