松阪市のゆるキャラ「たけちゃん」をご存知でしょうか。

三重県を代表する江戸時代の文化人として、伊賀の松尾芭蕉、松阪の本居宣長は広く知られていますが、松坂にはもう一人、探検家として有名な松浦武四郎がいます。 松浦武四郎は、その足ひとつで日本全国を旅した人物で、中でもアイヌの人々の協力を得て、6回に渡り行われた北海道の探検は著書として数多くまとめられており、貴重な資料として、国の重要文化財に指定されています。

また、明治維新に「北海道」という名称を考えたことから、“北海道の名付け親”としても知られており、その後は晩年まで旅を続け、作家・学者・出版社など、さまざまな分野での功績を残しています。

そんな、松浦武四郎をモチーフにしたゆるキャラ“たけちゃん”が人気です。

松阪市魚町の「豪商のまち松阪 観光交流センター」では、たけちゃんのオリジナルグッズが販売されています。 キュートなたけちゃんの表情が並ぶマスキングタープ（350円）は大人気。 また、ふるさと納税の寄付金額12,000円でたけちゃんのオリジナルグッズをお礼の品として受け取ることができます。

行動力のある探検家・松浦武四郎のふるさとである三重県松坂市は、国武将蒲生氏郷が開いた城下町ということもあり商業が盛んで、財閥を形成した三井家発祥の地としても知られています。 また、ブランド牛で有名な「松坂牛」やB級グルメで人気の「松坂鶏焼肉」「松坂豚」など、食文化の魅力も感じられる街です。

「松浦武四郎記念館」では、実際に松浦武四郎が作った地図などが展示されており、大変貴重なルポルタージュなども残されています。 記念館のすぐ近くには、松浦武四郎誕生地もあるので、“たけちゃん”に興味を持たれた方は、ぜひ一度、松坂市へ足を運んでみてください。


 執筆：街コミNAVI編集部