みなさんは、地元の議会でどんなことが話し合われているのか、どんな風に話し合われているのかご存知ですか？

国会のことは気にしているという人でも、地方議会のことまで細かくチェックしているという人は多くないと思いますし、言われてみるとよく知らないという人も多いと思います。

市民に議会の活動を伝えるために広報誌を発行したり、インターネットや街の掲示板で報告を行うようにしている自治体も多いですが、愛知県の一宮市では、新たに議会だよりを発行することが決まり、それが市内の1人の主婦の働きかけによって実現したものだということが話題となっています。 一宮市に住む反町さんは、5年前に市議会を初傍聴。そこで議会という場に感動して、もっと広く議会の活動を知ってもらいたいという思いから、NPO団体まで結成して市民に議会の活動を伝えるという取り組みを行ってきました。

反町さんの活動が認知され、情報開示への社会的な機運が高まっている中で、一宮市内では議会だよりの発行を求める声も強くなりましたが、当初は議会は応じようとはしませんでした。

しかし、根強い活動を進めていく中で、議会の中にも反町さんたちの活動に賛同する人が増えてきて、ついに昨年10月、議会だよりの発行が決められたそうです。

議会だよりは全国の自治体で発行されていることが多く、市民からの要請があっても突っぱねた一宮市の対応はどうなのかと思いますが、こうして市民の力で政治を変えていくことが、やはり地方であっても国であっても大切だなと改めて思わされますよね。

議会だよりは年4回発行される予定なので、一宮市の人は目を通してくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部