長崎市の「長崎帆船まつり」をご存知でしょうか。

毎年春に行われるこの展示、今年は20日から24日まで行われていました。会場を賑わせていたのは日韓の船5隻。入港パレードに参加したのはコリアナ（135トン）、ドーントレッダー（132トン）、みらいへ（230トン）、日本丸（2570トン）、観光丸（353トン）といった船だそうです。 古き良き大航海時代を思わせる帆船の姿は、さながら風を受けて進む芸術品。均整の取れた船体に、白い帆が翻り、美しいパレードとなりました。

長崎の海をバックにした壮大な入港セレモニーにはたくさんの帆船ファンが訪れたということです。

当日は長崎で活躍する海上自衛隊佐世保音楽隊の演奏をバックに、各帆船の乗組員らが入場しました。日本「イルミネーションや船内公開、セイルドリル（操帆訓練）など、多くの人に船の魅力を知ってもらいたい」とコメントしたのは今回最大の帆船、日本丸の熊田公信船長です。

23日までの夜間ライトアップも美しい帆船の姿の光と影のコントラストが見られ、来場客の目を楽しませました。また、さらに22日・23日には1,300発の花火も打ち上げられ、一層豪華な祭りとなっていました。

乗組員がマスト登っている姿でさえ感動を与えるという来場客の感想も聞かれたほどです。

現代において船旅といえば客船かヨットくらいのもの。大きな船を楽しめるのはこの機会くらいです。今年訪れられなかった方は、是非来年この時期に長崎観光をお考えください。


 執筆：街コミNAVI編集部