入間の「入間市博物館」が、平成6年の開館以来、常設展「入間の歴史」を初めてリニューアルしました。

開館以後の調査研究で明らかになった地域の歴史を、より分かりやすく鑑賞できるように工夫されているとのことです。 「入間市博物館」は1994年11月7日に開館、愛称は「ALIT（アリット）」

狭山茶の生産地として、日本及び世界各地の茶の文化に関する研究活動と情報提供を行っており、館所蔵の「狭山茶の生産用具」は国の登録有形民俗文化財となっています。

常設展示は「こども科学室」「入間の自然」「入間の歴史」「茶の世界」の4部。

今回、常設展示改修整備事業として予算化された440万円を活用し、リニューアルされたのは「入間の歴史」。同館2階の常設展示のうち、総面積の約3分の1となる411平方メートルが新しくなりました。

今回のリニューアルでは、入間の大部分を占める「台地」という“地形のもつ特徴”が、人々のくらしにどのように影響してきたのかという視点を織り交ぜながら、入間の歴史を紹介しています。

さらに、展示内容を入れ替えることが出来るように展示の方法を工夫されているのだとか。

「常設展示は一度見れば充分。」と思われがちですが、“どこかが変わっている常設展示”を目指しているとのことで、一度でなく、二度も三度と、訪れるたびに楽しめるそうです。

また、「昭和の入間」コーナーも新設され、昭和初期の農家と昭和40年ごろの建売住宅を実物大で一部再現されています。

土曜日曜・祝日（11時～・13時30～）には、常設展示解説ツアーも開催されており、解説パネルだけでは伝わらない情報を、展示解説員の方が分かりやすく説明してくださるそうです。

常設展示観覧料は大人200円、高校・大沢生100円、小・中学生は50円となっています。

入間の歴史を詳しく知りたい…！という方は、リニューアルしたばかりの「入間市博物館」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。


 執筆：街コミNAVI編集部