最近、ジビエ料理がにわかにブームとなっていますよね。

ジビエとはフランス語で、狩猟で得た獲物を使った料理のこと。シカやイノシシなどの害獣が人の住む地域にも頻繁に出没するようになっていることもあり、害獣駆除で得た動物の肉を無駄にしないようにと、ジビエ料理の普及に取り組んでいる団体や自治体も多くあります。

そうした中、埼玉県入間市ではシカやイノシシの加工食肉の試食体験を兼ねた「うどん打ち教室」が開催される予定だそうです。 鳥獣被害防止と野生動物との共存のために有害鳥獣駆除に取り組む猟師たちが設立した会社「猟師工房」が主催するこのイベント。9月24日に入間市の農村環境改善センターで行われます。

近年、入間市周辺ではイノシシが人里に現れる事案が発生していて、注意喚起や駆除などを行っていますが、現状では捕獲された動物たちは廃棄されてしまうことがほとんど。そこでジビエ料理に慣れ親しんでもらい、現状を変えていこうと開催されるのが今回のイベントで、埼玉県が小麦の一大産地であることも同時にPRしようと、うどん打ち教室も開催されることとなったのだそう。

獣肉とうどんを合わせた肉汁うどんも食べることができるということです。

食育としても非常に有効な取り組みだと思いますし、子どもが参加するのもよさそう。皆さんも是非、参加してみてくださいね。今まで食べたことがなかったシカやイノシシ肉の美味しさに気づくことができると思いますよ。


 執筆：街コミNAVI編集部