地域活性化を巡る現在の日本社会の中で重要なキーワードとして注目を浴びているものの1つが「地産地消」ですよね。

地域で生産したものを地域で消費するというのは、エコロジーの点でも、地域に愛着を持ち、地域を活性化させるという点でも有用に思えます。そうした中、新たに食物以外の様々なものの地産地消が最近では増えてきています。

三重県松阪市では、エネルギーの地産地消を目指し、松阪市が電力事業への参入することが発表されました。 昨年から電力自由化が実施されたことに対応しての事業となりますが、民間の企業と共同出資で「松阪新電力事業株式会社（仮称）」を立ち上げ、今年12月中にも電力の供給を開始する予定とのことです。

電力自由化に伴い、地自法自治体が電力事業に参入する例は多く、自力で新電力会社を立ち上げる自治体もあれば、今回のように民間と共同で参入するケースもあります。

消費者としても、公的機関が運営していると聞けば安心感もありますし、電力を選ぶことで少しでも地元の活性化に寄与できるのなら、その選択肢を選びたくなりますよね。

エネルギーの地産地消を行うことによって、地域に雇用の場を創出したり、地域の活性化を目指そうというこの取り組みは、公的機関・民間を問わずこれからますます広まっていきそうですね。

私たち選ぶ側も、もっとしっかり、地域のことなど広い視野に立って電力会社を選んでいかなければいけないなと思わされます。


 執筆：街コミNAVI編集部