現在、日本が抱える大きな課題の1つが高齢化社会についての問題、特に高齢者ドライバーによる交通事故の増加ですよね。

ニュースなどで取り上げられることも多くなり、最近では自治体や企業が高齢者ドライバーの事故減少に向けて様々な取り組みを行っています。もちろん自動車メーカーも動き出していて、三重県松阪市では、ダイハツによる高齢ドライバー向け講座「健康安全運転講座」が開催されました。 これは、運転能力や運転技術を向上させることができる講座。ダイハツは中長期経営シナリオ「D-Challenge 2025」を今年3月に発表していて、その中で掲げた「コトづくり」の一環としてこれまで数回にわたってこの「健康安全運転講座」が開催されてきました。

ダイハツは5月26日三重ダイハツ販売・松阪船江店で記者会見を開き、これからこの「健康安全運転講座」を全国的に展開していき、松阪市をはじめ地方自治体との連携も強めて、地域密着で高齢者のサポートを行っていくことを発表しました。

会見には松阪市の竹上真人市長も登壇して、松阪市の高齢者ケアに関する取り組みなどについて説明を行いました。

記者会見の後に実際にこの講座が実施され、今回は17人の高齢者が参加したということです。講座では理学療法士などが参加して運動能力を高める体操などを指導し、運転技術講座が行われました。ダイハツの事故防止技術「スマアシIII」の体験なども行われ、事故防止に向けた取り組みと自社PRも行えるいい機会となっているようです。

これから松阪市に限らず、様々な自治体とどんどん新しい取り組みを行っていく予定とのことなので、皆さんも両親などに受講を進めてみてはどうでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部