近年、「まちゼミ」という取り組みが全国的に話題となってきていますよね。地域の商店街など、まち全体で職業体験や講座を開催するというイベントで、地域の活性化や地域住民と商店の交流などの面で一役買っています。

こうした、多くの団体が集まって体験講座を開催するイベントは全国で増えてきていますが、群馬県太田市では、11月26日に「第8回おおたまちの先生見本市」というイベントが開催されました。 このイベントは、地域で活動する市民団体や企業などが「まちの先生」となり、子供たちに学校では学ぶことのできないような様々なことを教えるというもの。

太田市の「1%まちづくり事業」という事業の目玉イベントの1つとして毎年開催されているもので、今年は太田市立綿打小学校に75もの団体が先生として集結しました。

活動紹介から、体験型のブースまで実にたくさんのブースが出展され、子供たちは思い思いにブースをめぐりました。

また、当日は、廃棄される間近の食品を、食料を必要としている人たちの求める活動をしている「フードバンクおおた」ブースで、食料品や古着の回収も実施。子ども食堂などが注目を集める中、こうしたフードバンクなどの活動にも注目が集まっていますし、子供たちにとっては色々な面から社会や環境について学ぶ機会となったようです。

こうした子供たちをメインターゲットとしたイベントはまだまだもこれからどんどん増えていくといいなと思います。


 執筆：街コミNAVI編集部