お酒は好きですか？ブームが起きている日本酒や日本でも人気の高いワインなどのお酒についてまわるのが、「熟成」ですよね。熟成期間によって味や香りが変わってくるといいますが、この熟成させるというのにも技術や大掛かりな設備が必要だという事は何となく皆さんもご存知だと思っています。

特にお酒を熟成させる際に難しいのが、温度や湿度の管理。美味しいお酒を造るにはこれらを一定に保たなければなりませんが、特に日本のように季節の移り変わりが激しい地域ではそれは至難の業だったりもします。

そうした中、大阪府河内長野市ではダムの湖底で日本酒の熟成を行う実験を地元の酒造が行い、話題となりました。 河内長野で300年もの間続く老舗「西條合資会社」は、河合長野市と大阪府の協力も得て、河内長野市内の滝畑ダムで昨年12月末から5月末まで日本酒の熟成実験を行いました。

結果としてはかなりいい手ごたえがあったということで、「ダムで寝かせた」とう新しい価値を付加した地酒として今後、売り出していく予定だそうです。

実は、ダムの湖底は温度や湿度の変化が少なく熟成に適しているということで、活用が全国的に検討されているという経緯があり、これからご当地ダム熟成日本酒やご当地深海熟成日本酒なども出てくるかもしれません。

皆さんの身近な地域でも、そうした商品が出てくるかもしれませんから、お酒好きな人は是非チェックしてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部