



2018.02.06.
河内長野の神社から貴重な絵馬が発見
歴史や考古学はお好きでしょうか?
近代史などはある程度事実関係がはっきりしていることが多いですが、数百年前の話となるとわかっていないこともまだまだ多いですし、考古学や歴史は、好きな人にとってはロマンの塊ですよね。
現在でも日本中の遺跡や古い建物などからさまざまな出土品などが出てきては、歴史の新たな解釈を示していますが、大阪府河内長野市では、地元の神社から貴重な歴史的資料が見つかり話題となっているのだそうです。
情報元ソース:産経ニュース
正成の絵馬を復元し湊川神社に奉納 河内長野・加賀田神社がプロジェクト
http://www.sankei.com/region/news/180120/rgn1801200075-n1.html
その神社が、河内長野を500年以上もの間見守っているとされる加賀田神社です。http://www.sankei.com/region/news/180120/rgn1801200075-n1.html
河内長野市の指定文化財にも指定されているこの神社ですが、2014~2016年にかけて本殿の保存修理が行われ、その際には神社内の調査も行われ、現存する壁画やかつて描かれていた壁画を描いた人物が特定されるなど、様々な発見がありました。
そうした調査の中で発見され、特に話題となっているのが大型の絵馬。
幅約1.9メートル、高さ約1.2メートルという、もはや屏風級の絵馬ですが、そこには室町時代の武将・楠木正成が嫡男と離別した「桜井の別れ」というシーンが描かれているといいます。
楠木正成の出自には諸説あるものの、河内出身という説が有力で、河内にも縁のある場所やものが多く残っています。この絵馬も、存在することは以前から神社に伝わっていたものの、今回ついに発見されたということで、歴史的発見の1つとして話題となっているのです。
加賀田神社ではこの絵馬を、クラウドファンディングで資金を集めて修復することを発表。完成した絵馬は神戸にある湊川神社(楠木正成は湊川の戦いで没したといわれています)に寄贈する予定ということです。
地元に関する一大プロジェクトですから、河内長野の人は是非、このプロジェクトの今後に注目してくださいね。
執筆:街コミNAVI編集部