皆さんは満天の星空というものを見たことはありますか？

街の明りが多い都会に住んでいると、なかなか星空を見ることは難しいですよね。山間部などにキャンプに行ったりして星空を眺めるしか、手段はありません。しかし、病気を患っている人など、星空を眺めることが難しい人たちもたくさんいますよね。

そんな人たちに星空を見せてあげようと、長野県上田市の病院で行われた企画が心温まると話題になっています。 その企画が実施されたのは上田市の三才山病院で、その企画とは…入院患者のためにプラネタリウムを病院の中で実施するというもの。

患者の皆さんは、カーテンを暗幕に変えて、病院の中で実施されたプラネタリウムを楽しみました。実はこの企画、三才山病院のオリジナル企画というわけではなく、山梨県を中心に活動するボランティア集団「星つむぎの村」が全国で実施して回っているもの。

オーロラなどを研究する高橋真理子さんが、山梨大学附属病院で年に一回プラネタリウムの投影を行うようになった活動が発展して、現在の「病院がプラネタリウム」というプロジェクトとなり、企業協賛やクラウドファンディングで支援を集めながら、年間数十回の投影を全国の病院で行っています。

エアドームを使った簡易プラネタリウム、病室の天井などを使った投影型、生演奏や音楽とともに投影するスタイルなど、状況に応じて様々なスタイルでプラネタリウムを実施しているということで、これからさらに注目が集まっていくことは間違いありません。

上田市以外でも実に様々な場所で実施されていますし、依頼も受け付けているので、気になった人は是非、問い合わせてみてください。


 執筆：街コミNAVI編集部