現在、世界情勢が緊迫化している中、世界中でテロが発生するなど…不穏な事件が相次いでいます。国際化の流れの中で日本にも多くの外国人観光客が訪れる中、そうした有事への備えは必要となります。

最近では日本では北朝鮮のミサイル発射時に備えた訓練なども行われていますが、愛知県豊田市では、2年後に迫ったラグビーワールドカップに備えた対策訓練が行われました。

世界3大スポーツイベントといわれるラグビーワールドカップの次回2019年大会の開催地である日本ですが、日本全国の12の会場で、全48試合が開催されることになっていて、世界中から多くの人がやってくることが見込まれています。

豊田市の豊田スタジアムもそのワールドカップの試合会場となっていて、豊田市では大会の成功への貢献とともに、国際都市としての豊田市の更なる発展や、地域活性化、スポーツ振興も目指し、現在機運を高めながら様々な取り組みが行われています。 そうした中、大会に向けて今回行われた訓練は、火事などの災害を想定した対策訓練や、化学テロなどを想定した対策訓練が行われ、消防隊員などが参加しました。

会場となったのは9月7日にオープン予定の商業施設「イオンスタイル豊田」で、これからも豊田市では大会の開催までに、こうした不特定多数の人が訪れる場所などを含め、テロ対策の訓練などを実施し、力を入れていく方針だということです。

こうした対策は東京オリンピックにもつながっていくと思いますし、豊田市だけでなく全国の自治体が連携して対策を行っていってくれることを期待したいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部