シングルファザーやシングルマザー、事情があってフルタイムで働けない方など、経済的に困窮するひとり親家庭が増えている昨今。そんな家庭の小中学生を支援しようと、藤沢市、藤沢市社会福祉協議会、藤沢市内の一般財団法人「アズビル山武財団」の3者は、来年2月から就学支援制度に取り組むことを発表しました。 藤沢市によると、自治体が地元の社会福祉協議会や財団と連携し、支援制度を運用するケースは珍しいとのこと。

「アズビル山武財団」とは、藤沢市内に研究開発拠点を置く計測機器メーカー「アズビル」が去年2月に設立した財団で、青少年育成支援や社会貢献活動を目的にし、今年4月には高校生らを対象に運用し始めて「返済義務のない『給付型奨学金制度』に寄付金100万円を送っています。

来年2月に藤沢市で開始される支援制度は、「アズビル山武財団」が制度の財源を担い、藤沢市社会福祉協議会は神聖の受け付け、藤沢市は対象者の確認作業や周知活動に携わります。

対象となるのは、児童扶養手当の全額支給認定を受けている藤沢市在住の小中学生。中学入学時に3万円、中学卒業時に5万円が支給され、支給額は制服購入費などを参考にしているとのことです。

募集開始は11月からで、来年2月中旬から支給を開始する予定とのことです。

子どもにとっても、親御さんにとってもやはり進学は重要な問題です。精神的にも経済的にも負担になってくるなか、こうやって行政が支援くれることは心強いものだと思います。新しい門出を迎えるにあたり、経済的に悩ましい要因があると、心もくじかれてしまいます。

願わくば、対象となっている家庭に等しくこの機会が与えられて欲しいなと思います。


 執筆：街コミNAVI編集部