2015.01.08.
室蘭の銘菓『草太郎』がピンチ
みなさんは室蘭の銘菓といえば、なにを思い浮かべますか?
わたしは、まず一番に「草太郎」をあげたいと思います。 この室蘭銘菓はよもぎをふんだんに使ったおまんじゅうです。
よもぎは腹痛、貧血、冷え性などにも効用のある薬草で 体にとても良いのです!
中には小豆の餡がたっぷりと入っていて まさに舌にも体にもうれしいお菓子なのですが・・・ ピンチが訪れています。
情報元ソース:読売新聞
機内菓子採用の銘菓製造、「草太郎」破産申請へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150107-00050007-yom-bus_all
この室蘭銘菓の草太郎は
航空会社の機内お菓子として採用されているそうですが
製造元が事業を停止し破産申請の準備に入ったことが判明したようです。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150107-00050007-yom-bus_all
創業は1950年ということですが この60年以上続いてきた室蘭の銘菓がなくなってしまうのは 非常に悔やまれる思いがします。
近年、こういった和菓子といったものは 確かにケーキなどの西洋菓子の人気に押されているのかもしれません。
本来なら、よもぎなどの薬草は、日本全国で近くを見渡せば 簡単に見つかるほどのポピュラーな植物であったはずなのですが 現代の日本では区画整理もされ、人の手がはいり よもぎなどの古来からの植物が姿を消したことによって よもぎに親しみを覚えることが少なくなっていることも 影響しているのではないかと思ってしまいます。
そんな室蘭でしか味わうことができない日本のよき銘菓を楽しむチャンスは 今後、少なくなってしまいそうですね。
執筆:街コミNAVI編集部