知る人ぞ知る、北海道のご当地グルメ「室蘭やきとり」の存在ををご存知でしょうか？

北海道の名物グルメと言えば、ラーメンやスープカレー、ジンギスカンなどが最初に思い浮かびますが、実は「室蘭やきとり」も北海道で人気の名物グルメなんです。 「室蘭やきとり」は、昭和8年ごろ、室蘭の輪西の屋台からはじまり、以来80年以上、鉄の街で働く労働者を支え続ける中で食の文化として定着しました。

居酒屋で室蘭やきとりを出すお店も多く、人口に対するやきとり屋の割合は日本一との声もあります。まさに「やきとりの街＝室蘭」と言っても過言ではありません。

驚くべきは「室蘭やきとり」の正体です。「やきとり」というネーミングがついていますが、使用されているのは、豚肉と玉ねぎなのです。

昭和初期、豚のモツや野鳥などが屋台で串焼きにして多く食べられ、タマネギは北海道が産地であるため、一般的な焼き鳥に使用されている長ネギより安く手に入りやすく、しかも豚肉と相性もよいため、このスタイルが定着したそうです。

また、やきとり屋さんで提供される「室蘭やきとり」と「洋からし」のセットは、おでんやトンカツのように洋からしを付けたところから始まった…など、諸説あります。

室蘭でやきとりを食べる時、必ず洋からしがセットで付いてくるので、「他県のやきとり屋さんで洋からしが付いていないと、寂しい気持ちになる…」なんてこともあるそうですよ。

室蘭には美味しいやきとり屋さんが多数ありますが、その中で最も、Googleクチコミの「ユーザー評価」と「クチコミ件数」の高いお店が、「やきとり武鳥」です。

「やきとり武鳥」は、繁華街すすきので人気の老舗焼き鳥店で、店内には昔懐かしい昭和レトロな雰囲気が漂っています。 「やきとり武鳥」のメニューでは、室蘭やきとりのことを“豚精（ぶたせい）”と表記してあり、3本350円と大変リーズナブルな価格でいただくことができます。

Googleでの口コミ評価は4.5と高く、「やきとりの完成度が高く、何を食べても美味しい」と、多くのレビューが寄せられている人気店です。

70年以上続く名店の本格的な「室蘭やきとり」が食べたいという方は、「やきとり武鳥」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。


 執筆：街コミNAVI編集部