


2018.11.26.
群馬県出身・24歳の新進気鋭の女性監督が手がけたインディーズ映画がソフト化
(2018年10月30日に書かれたコラムです)
都市部ではなく、地方の街を舞台にした映画作品が最近増えていますが、群馬県出身・24歳の新進気鋭の女性監督が手がけたインディーズ映画がソフト化されるニュースが話題となっています。
今年6月から東京・新宿武蔵野館などで公開され、9週間に渡るロングランを記録した映画「少女邂逅」のBlu-ray、DVDが来年1月16日に発売されることが決定しています。
情報元ソース:映画ナタリー
保紫萌香×モトーラ世理奈「少女邂逅」ソフト化、BDは枝優花完全監修パッケージ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181026-00000063-nataliee-movi
この「少女邂逅」は、いじめによって声が出なくなってしまった少女が、ある出会いによって蚕のように容姿も中身も経演擁する様を、残酷かつまばゆく描いた青春ストーリー。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181026-00000063-nataliee-movi
若手映画監督やミュージシャンの登竜門となっている映画祭「MOOSIC LAB2017」で初披露された際には、全7回分の上映チケットは完売し、コンペティションでも観客賞を獲得。さらに第42回香港国際映画祭や第21回上海国際映画祭にも正式出品されるなど、インディーズ映画乍ら国内外を問わず、異例の注目を集めている作品です。
24歳ながらそんな注目作品の監督を務めた枝優花さんは、群馬県出身。
大学生時代の2013年『さよならスピカ』が早稲田映画祭りで観客賞、審査員特別賞を受賞し、翌年も『美しく、腐る。』で早稲田映画祭観客賞を受賞しています。
映画の主人公は女子高生の小原ミユリと冨田紬。舞台となるのは枝さんの故郷でもある群馬県高崎市。実際に枝さん自身が群馬県で一人の女子高生で過ごしていた日々が映画作りに反映されているそうです。
枝さんは「劇場で観て欲しくて作った映画ではありますが、一人でこっそり静かに大切に観て欲しい映画でもありました。なので世界のどこか誰かの宝物になったらいいな、と思っています」と話しています。
映画館で観てもらえるのが監督としては本望だと思いますが、ソフトという形でより多くの人のプライベート空間で、それぞれの生活に沿った鑑賞をされるのも映画の素晴らしいところだと思います。私もぜひ観てみたい作品のひとつです。
執筆:街コミNAVI編集部