（2018年11月30日に書かれたコラムです）

兵庫県から動物にまつわるニュースです。兵庫県には姫路セントラルパーク、王子動物園、神戸どうぶつ王国、ヨーデルの森、須磨海浜水族園など、15の動物園、水族館があります。

そんな兵庫県の動物にまつわる施設のニュースをご紹介します。 まず兵庫県の埋め立て地であるポートアイランドにある「神戸どうぶつ王国」に世界三大珍獣のひとつ「コビトカバ」が仲間入りしました。

コビトという名前ではありますが、体は小さくとも12歳の立派な大人。10月中旬にやってきた「コウメ」は体長およそ150センチ、体重は普通のカバの10分の1とミニサイズ。

飼育員が鈴を鳴らすと目を覚まし、訪れた人の前でご愛敬の大あくびを披露する時も。その人懐っこいキャラクターに兵庫県からもファンが会いに来るほどの人気者だそうです。

続いては兵庫県西部。11月23日に姫路セントラルパークでカピバラを間近で楽しめるエリア「カピバラガーデン」がオープンしました。

カピバラはこれまで別の場所で飼育されていましたが、歩きながら見学するコースの途中だったため、来園者の多くが短時間で通過してしまっていました。このため、動物との触れ合いを楽しむ「チャイルズファーム」内に専用エリアがもうけられました。

ガーデン内にはカピバラが打たせ湯を楽しむ池のほか、ぬいぐるみなどの関連グッズを販売するショップやカフェなども併設。従来から飼育している7頭のうち2頭と、新しく加わった6頭の、計8頭が飼育されています。

これらのニュースを見ているとカバやカピバラなど、のんびりとした癒し系の動物がフィーチャーされているように思います。某動物園のパンダではありませんが、昨今の動物園来場者が求めるのは「癒し」の要素かもしれません。兵庫県は都市部から近いにも関わらず、敷地などもゆったりした施設が多いですし、こういった動物たちの飼育にも向いているのかもしれません。

県民性や土地のカラーに合わせた、人気動物に特化した動物園も面白いのでは？と個人的に思いました。


 執筆：街コミNAVI編集部