節分といえば様々な行事が日本の全国各地で行われる時期と言えますが、千葉ではそんな節分の時期に行われる「太海の越年」という行事があるそうです。

そんな「太海の越年」が今回も行われたということでニュースにもなっているそうなんです。

この太海の越年が行われるのは千葉では太海地区という地域なのですが、こちらではすでに100年以上は続く節分の伝統行事として知られているんです。 地域の6箇所に分かれた場所で高さ6メートルにもなるやぐらに火をつけて無病息災や豊作などの祈願をするというもので、6メートルものやぐらが火の粉を散らしながら燃え盛る光景は一見の価値のある迫力の光景なんだとか。

千葉でもこれほどの迫力のある節分の行事を見る機会はなかなかないでしょう。

とはいえ、そんな迫力のあるこちらの千葉の伝統行事ですが元は子供に向けた行事だということですから驚きです。しかし、今ではそんな伝統行事も大人からこどもまでが一緒になって守り続けようと努力しているのだとか。

なんでも燃え盛る炎の中でくべられた青竹がポンポンと燃えていく音には邪気払い、福を招くという謂れもあるそうで、まさに豆まきで邪気を払い福を呼ぼうという節分の行事にはぴったりな行事とも言えるでしょう。

豆撒きに飽きたは人には新鮮な行事に感じるかもしれませんね。

節分といえば豆撒きだというイメージを持っている人も多いかもしれませんが、時にはこうした迫力満点の節分行事があるということを知っておくといいかもしれません。

（2022年2月7日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部