ゴールデンウィークには全国各地で様々なイベントが開催されますが、その内容は全国さまざま。

規模もいろいろなイベントがありますが 浜松では浜松市全体が一丸となっている独特なお祭りが開催されています。

それが5月3日〜5日にかけて行われている「浜松まつり」です。 これは、174もの町が参加しての「凧揚げ合戦」と80町あまりの町が 参加しての「御殿屋台の引き回し」をメインイベントとするお祭りで 町民によって生み出された浜松固有の貴重な文化です。

浜松まつりの始まりは一説によると450年ほど前の永禄年間に、当時の浜松を納めていた 引間城主の長男誕生を祝って城中高く凧を揚げたことが起源と言われています。

記録に残っているものとしては210年ほど前の寛政年間に凧の記述がみられます。

浜松には「遠州の空っ風」と呼ばれる強い風が吹くので凧揚げには絶好の土地であり 東西の文化の合流地点であったことなどからその後まつりは発展し、明治20年頃から 初凧・凧合戦も本格化していきました。

御殿引き回しは、各町それぞれが趣向を凝らして彫刻や装飾をした屋台を引いて 市中をめぐるもので、屋台の上では子供たちがお囃子を奏でて、夜の浜松を盛り上げます。

まつりの会場ではメインの凧合戦だけではなく、浜松の物産展やイベントステージ 浜松伝統の出世太鼓体験なども催され、地元の人や浜松によく来る人だけでなく 浜松に始めてくる観光客も楽しみやすいイベントとなっています。


 執筆：街コミNAVI編集部