10月に入り秋の気配も深まってきましたが、秋といえば新米の季節。 そして新米の季節ということは・・・新酒の季節ともいえます。

最近では若い女性を中心に人気を取り戻しつつある日本酒ですが、そんな日本酒の新酒の完成に 向け、全国の酒どころでは様々な催しなどが開催されています。

静岡県浜松市の花の舞酒造では、月末の10月31日に新酒味見会が開催されることになっていて 着々と準備が進められているようです。 花の舞酒造の軒先には、新酒が完成したことを告げる「杉玉」がつるされ始めました。

杉玉は、スギの葉（穂先）を集めてボール状にした造形物で酒林とも呼ばれます。軒先に緑の杉玉を 吊すことで、「搾りを始めました」という意味で新酒が出来たことを知らせるのだそうです。

杉玉は徐々に枯れてきて茶色がかってくるということで、その過程がまた日本酒の熟成具合を 知らせるわけですね。新酒は21日から販売されていて、30日には先述した通り 「酒蔵開放・新酒味見会」が開催されます。

毎年、恒例となっているこの味見会は、県浜松市浜北区の花の舞酒造と、同じく浜松市浜北区の 庚申寺境内の2つの会場で実施。

新酒の「純米しぼりたて」が無料で試飲できたり、仕込み水や甘酒も飲むことができるんだ そうですよ。最寄駅から酒造近くまでシャトルバスなども運行するとのことですが、会場まで 行くことができない人のために、浜松駅構内にある花の舞直売店「地酒ショップ花の舞エキマチ店」 でも新酒味見会を実施するのだそう。

日本酒好きな人は、今月末は是非、浜松旅行へでかけてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部