皆さんの住んでいる地域には、地域の特産品はありますか？全国どの地域にも、その地域特有の特産品や全国的に生産量の多い農作物などがあると思います。しかし、そんな特産品でも、知名度が高くないものも多くありますよね。

あの地域といえばこれが有名、この果物はあの地域が有名…などあると思いますが、「大阪の特産野菜」と言われると皆さんはすぐに何か思い浮かぶでしょうか？ お好み焼きなど、食べ物などで有名なものは出てきても、食材となると有名なものがすぐにわからない人も多いのでは？

こうした状況を打破しようと、現在大阪府では「大阪産（もん）」というプロジェクトが進められています。

大阪産（もん）とは大阪府内で栽培・生産される一次産品とそれらを原材料にした加工食品、そして大阪の特産と認められる加工食品（「大阪産（もん）名品」）のことを指していて、一時食品としては泉州水なす、泉州たまねぎや大阪きゅうりなど、30品目が指定されています。

大阪府はメールマガジンやパンフレット、表彰事業、大阪産を集めたイベント等を企画しPRに努めていますが、その中でも昨年「泉州水なす」「八尾若ゴボウ」「ぶどう（デラウェア）」の三品目を特に重点的にPRする作物と定め、PR活動を進めています。

4月28日～5月7日までインテックス大阪で開催された4年に一度の食の祭典「第9回　’17食博覧会・大阪」でも、積極的なPRを行ったということで、これからは8月の「香港フードエキスポ2017」への出展など、府外のみならず国外にもPRの場を広げていこうという考えだそうです。

あまり農業のイメージのない大阪ですが、そのイメージを変え、都市と農業を抱える豊かな町としてのイメージを築けるのか、これからに注目ですね。


 執筆：街コミNAVI編集部