紙芝居を見たことはありますか？小さいころによく見たという人もいると思いますが、最近ではもうほとんど見たことがないという人も多いのではないでしょうか。

かつては公園などで紙芝居を見せてくれるおじさんなどもいて、昭和の文化の1つとして親しまれてきた紙芝居ですが、今ではそもそも目にする機会自体がなくなってきていますよね。

そんな中、埼玉県上尾市には、手作り紙芝居を上演するボランティア団体「やぎさん一座」という団体があり、今年で結成10周年を迎えたという事で話題となりました。 代表の八木実さんが「孫娘を喜ばせたい」と紙芝居の制作と実演を始めたのが発足のきっかけでしたが、現在は会員数23名（ほかにも協力スタッフは多数）を抱える上尾市ボランティアセンター登録団体となり、埼玉県の支援団体にもなるなど発展を遂げてきました。

現在でも上尾市を中心に毎週のように積極的に公演を行い、作品数は117、公演回数は750回を数えます。

現在はプロジェクターを使用しての紙芝居なども行い、大人や大人数にも対応できるように柔軟に公演を行っているのだとか。5月22日にはその創立10周年を記念して上尾駅東口近くの遍照院本堂で「第5回お寺で紙芝居」が開催されました。

地域の住民や子供たちを招き上尾市に伝わる民話をモチーフにした紙芝居を4つとその他の紙芝居を含めた7作品を上演し、この公演にはテレビなども取材に訪れました。

懐かしい気持ちになった人は、是非今一度紙芝居を引っ張り出してきてみてはいかがでしょう？


 執筆：街コミNAVI編集部