皆さんの住んでいる地域には、様々な地域独特の文化がありますよね。

その地域を代表するものもあれば、一般にはあまり知られていないものなど、様々なものがありますが、三重県伊賀市といえば誰もが思い浮かべるのが…忍者ではないでしょうか？ 現在でも観光資源の1つなどとしても活用される伊賀忍者という文化ですが、その忍者を本格的に研究する三重大学の取り組みがどんどん先へ進んでいて、話題となり続けています。

三重大学では、以前から伊賀忍者を中心とする忍者の研究が進められていて、「忍者・忍術学講座」という、年に数回開催される特別講義も注目を集めてきました。

そして、昨年開設した地域拠点「伊賀サテライト」内に、来年度、国際的な忍者研究拠点組織「国際忍者研究センター（仮称）」を開設することなども発表され大きな話題となっていました。

そして今回そんな三重大学が新たに発表したのが大学院に「忍者・忍術学」を専門科目として新設し、大学院入試の科目に導入するというもの。三重大学大学院の人文社会科学研究科の地域文化論専攻の専門科目として来年度から導入するということで、大学院では「忍者文化論特講」「忍者文化論演習」「忍者文化史料論特講」「忍者文化史料論演習」といった授業も展開されるそうです。

伊賀忍者に興味のある地元の学生はもちろん、全国からも応募が理想ですし、国外からの応募もありそうですよね。

これからも大きな注目を浴びそうなこの忍者学の取り組み。日本だけでなく世界も注目していると思いますし、皆さんも是非、チェックしてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部