現在はSNS隆盛の時代。一般人の中にも圧倒的な発信力を持つ人が多くいますし、その発信力で収入を得ている人なども多くいます。

逆にそうした発信力を持つ人に商品などのPRをしてもらおうという動きも主流となっていますが、日本でも全国各地の自治体で、地域PRをそうしたインフルエンサーに頼もうという動きが出てきています。

山口県では、現在外国人韓国客に山口の魅力を発信してもらうべく、アメリカ人の人気ブロガーに山口県内を観光してもらうという取り組みが行われました。 旅行ブロガーのアメリカ人・シルビア・ローレンスさんと、日本在住のアメリカ人フリーライター、ノーアム・カッツさんが山口県内を観光。その様子を各自のSNSなどで発信しました。

これは、東京を起点とした観光ルートを外国人観光客にPRする「東京・中国地域（山陰・瀬戸内）・四国地域の連携による外国人旅行者誘致推進協議会」が主催したもので、2人の観光の様子は協議会のホームページなどにも掲載されています。

協議会は2020年に向けて中国地方・四国地方の魅力を外国人にPRしていくべく昨年設置されたもので、昨年から海外メディアの共同招へい事業など、積極的に外国人に向けた情報発信を行っています。

複数の県や地域が互いに協力して魅力のPRをおこなっていくという形式も非常に心強いですし、期待がもてますよね。海外のSNSやメディアを直接使っていくという手法も効果的なように思えますが、その効果はどれほどになるのか、注目です。


 執筆：街コミNAVI編集部